●川前町下桶売地区
ワサビダイコンは、アブラナ科に属しており、ワサビとは全く別の作物ですが、別名を西洋ワサビ、ホース ラディッシュといわれております。元々は、ヨーロッパ原産の耐寒性の多年草で、明治初期に在日西洋人によっ て導入され、現在は、ローストビーフや魚介類のホースラディッシュソースに使われるほか、乾燥して粉末 にしたものは粉わさびの主原料に使われています。
川前町 下 桶 売 地 区で栽培されているワサビダイコンは、栽培者の先代が敷地内で自生していたものを、畑 地栽培にして自家消費用に作っており、栽培暦は通算40年になると思われます。
ワサビの葉は丸型ですが、ワサビダイコンの葉は長楕円形、葉柄が長く無毛で、表面にはちりめん状のし わがあります。花はダイコンと同じ白色の花を付けます。直根は20~30cmに伸び、分岐根から旺盛に増え、 若根の外皮は灰白色で光沢がありますが、古い株は外皮が黄白色で木質化し、横縞が多くなります。肉は乳
ワサビダイコン
主な産地
生産の歴史的由来・特徴
52 塊茎 類
ワサビダイコンは種ができにくく、栽培方法は基本的 に種根(分枝根)から増殖させます。
畑は酸性土壌が適しているので、元肥(もとごえ)とし て堆肥を施し、深く耕した後、冬越しした種根を4月に 植え付けします。植え付けから萌芽まではおおよそ30 日を要し、一株から何本も芽が出ます。
根茎を5cmずつに切り分け、上下をまちがえないよう にして株間40cmに植え付けます。
3週間ごとに化成肥料を追肥しますが、生育が旺盛な ので水切れや肥料切れに注意します。
11月になり、地上部が黄色味を帯びてきた頃、広く 掘り起こして収穫します(根が張っているため)。葉は硬 く食用に向かないため葉茎を切り落とし、根茎を掘り出 します。年数が経つと木質化してくるので、1~2年目 のものが食材に適しております。日に当てると変色しや すいものの、畑の中に埋めておくと1~2か月、冷蔵庫 では2~3か月の長期保存が可能です。
代表的な栽培方法
白色で繊維が多く、粗剛(そごう)です。 根を収穫してすりおろすと、辛みと香りが 出ます。繊維質が強く、粗目のおろし金です りおろし、刺身、蕎麦、肉料理の薬味として 利用できます。太いものは肌理(きめ)が粗い ので、サインペン位の太さが好まれますが、 香りが飛びやすいので、頭のほうから必要な 分だけ皮をむき、使う直前にすりおろすか薄 く切ります。おろしたものにレモン汁をかけ ておくと変色を抑える効果があるといいます。 辛みと香りの成分は、本ワサビと共通して いますが、味はややソフトで、少量の砂糖と 酢をかけて包丁の峰の部分でたたくと、辛み が増します。
繁殖力が旺盛で、一株から何本も芽が出る
食用としては、サインペン位の太さが好まれる 8月頃のワサビダイコン
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